先日、AppleがiOS9をリリースしましたが、iOS9へアップグレードした際、「スライドでアップグレード」という画面のまま先へ進めない問題のご報告が発生しております。上記写真は、本日ご来店くださいました奈良県香芝市のY様のiPhone5。iOS8.4へアップグレード失敗した際の記事を以前ご紹介いたしましたが、別の症状が発生しているようです。
iOS9の新機能
- 新しくなったメモ帳
- マップの進化
- iCloud Driveアプリケーションの進化
- mailアプリの進化
- iPadの「Slide Over」、「Split View」「ピクチャ・イン・ピクチャ」機能
- Siriの進化
- バッテリーの持続時間+1時間
- アップデートがコンパクトに
- セキュリティの強化
- AndroidからiOSへの引っ越し機能
など、様々な機能強化が図られています。新しい機能はとても魅力的です。詳しい説明はAppleのホームページでご確認下さい。
iOS9へ早速アップデートしてみます
アップデートの容量が少ないため、ダウンロード時間も今までより短時間。スムーズに進みます。
おなじみのアップデートの進行画面。
スライドでアップグレードが表示されました
スライドをして、パスコードを入力して、作業を続行します。
アップグレードの進行画面が出て継続されます。
あれ?「スライドでアップグレード」の画面に戻りました。
その後は何度同じ操作を行ってもループしていまいます。
アップデートするべき?失敗したときは?
現在明確な回復方法がなく、2015年09月18日、Appleより対処方が公開されました。パソコンを用いて初期化(復元)を行い iTunes や iCloud から復旧するしかないとのことです。
ということは、バックアップを取っていなければ、現時点でデータを取り戻すことは難しいということですが、当店ではデータをそのまま残せる解決方法がないか調査中です。
また、各種アプリも動作不具合が報告されており、各ソフトウェアメーカーから「アップデートは控えて下さい」というアナウンスを見かけます。
iOS9は現時点では様子を見るか、チャレンジしたい場合はパソコンやクラウドにバックアップを忘れずに行って下さい。復旧方法が見つかればこちらのブログでもご紹介させて頂きます。
(2015/09/19 追記)
データを取り戻すことはできるのか?
データを取り戻せる可能性があるとすれば、症状の確認中にデバイスをリカバリーモードにし「更新」(復元ではない)を実行することが可能でしたので、iOSが今後アップデート (iOS 9.0.1 など) されたとき、何かしらのバグが改善されれば、iTunesの「更新」により回復できる可能性です。
「更新」の実行方法は、デバイスをリカバリーモードにし、iTunesに接続すれば実行可能です。リカバリーモードへ移行する方法はこちらより。間違って「復元」してしまうと、データが全て消えてしまいますので注意しましょう。
現時点で持込み・相談の多いのは「iPhone4S」「iPhone5」「iPhone5c」です。64ビット非対応プロセッサが何か関係しているのかもしれませんが お客様からヒアリングした調査の結果、iOS7 から iOS9 へアップグレードした場合に症状が出ることが多いようです。詳細は不明です。
(2015/09/20 追記)
復旧できた例がございましたので、下記リンクにて手順と事例をご紹介いたします
iOS9のアップグレード失敗「スライドでアップグレード」状態からの復旧ができた事例紹介
(2015/09/23 追記)
お客様からヒアリングした調査の結果、iOS7 から iOS9 へアップグレードした場合に症状が出ることが多いようです。
この記事を書いた人
- 30歳で起業し、奈良県香芝市においてパソコン専門店QLiCK(クロスインテクノ株式会社)を運営。デジタルライフ応援を逢言葉に、身近で頼れるITパートナーとして活動している。