先日Appleさんの「iOS 8.4」が発表され、さっそく更新した方も多いかと思います。今回の更新で「Apple Music」が使えるようになると、以前にも記事でご紹介いたしましたが、今回のテーマはOSアップデート失敗についてです。
iPhone4が登場する前のiPhone3GSを使っていた頃、本当にOSアップデート失敗は日常茶飯事でした……。失敗するとどうなるかといいますと、iPhoneが起動しなくなります!!
起動しなくなるということは、「携帯電話として使えなくなる」だけでなく、「データも失われる」という惨事になることも……。
iPhoneがOSアップデート失敗で起動しなくなったとき
真っ暗になった状態
画面が真っ暗になり、充電しても反応しない状態です。完全に壊れた状態に見えますが、これもOSアップデート失敗時に発生することがあります。
リカバリーモード
iOSをアップデートしている途中、接続が切れて上記画面が表示されたとき、リカバリーモードになります。OSアップデート失敗時の典型的な症状です。
リンゴループ
iOSデバイスを起動しようと思っても、Appleのロゴであるリンゴマークが画面に出たまま起動しないままになります。OSアップデート失敗時でも特にひどい症状です。希にバッテリー故障が原因でこのようになることもあります。
自力で起動しないiPhoneを復旧するには?
いずれも自力で何ともならないことが多いのですが、データ喪失を覚悟の上で、パソコンを使って復元してしまえば、成功することもあります……おそらくデータは失われます……。
Appleさんの記事によるとリカバリーモードで戻す記事しか見当たりませんでした。
iPhone、iPad、または iPod touch をアップデートまたは復元できない場合、iOS デバイスをリカバリモードにしてから、iTunes を使って復元することができます。
当店でのOS復旧例
先日、「iOSアップデートに失敗した」とのことでリカバリーモードから抜け出せなくなったお客様が来店されました。何度再起動してもケーブルをつないでもiTunesに接続する画面が出て起動してきません。「保証期間内なので、Appleで交換してもらえるので、データだけでも救出して欲しい」とのご相談でした。
方法は企業秘密ですが…… 起動する状態に復元いたしました! もちろんデータもそのままでしたので、お客様は大変喜ばれておられました。
まとめ
通常、iOSをアップデートする際には、まずバックアップを取りましょう。その後アップデートすれば、最悪iPhoneが起動しなくなっても、データは残ります。また、アップデート完了後にiPhoneからデータが消えてしまう珍事もみかけますので、念には念を入れて大切なデータを保護することが大切です。iPhoneをアップデートする際、失敗しても復元する時間があるときに行うことがおすすめです。
それでも失敗してしまい、起動しなくなったときは、ホームボタンと電源ボタンを10秒位長押しして、強制再起動を試してみて下さい。それでも駄目ならリカバリーモードからの復元、データが消えてはいけないときは、スタッフまでご相談下さい。
この記事を書いた人
- 30歳で起業し、奈良県香芝市においてパソコン専門店QLiCK(クロスインテクノ株式会社)を運営。デジタルライフ応援を逢言葉に、身近で頼れるITパートナーとして活動している。