それは一通のメールから
昨日たまたま休日でしたので、自宅でパソコンの調べ物をしていた所、iPhoneにメールが一通届きました。何気なく開いてみると、切羽詰まったこんな一文が。
「雨が降ってきた! 洗濯物入れて!」
娘の送迎に出ていた嫁からでした。外に出てみると、確かに雨粒が。慌てて洗濯物を取り入れましたが、すぐにゲリラ豪雨に変わり、そして聞こえる雷の音… 洗濯物を放り出して、パソコンの電源を切りました。
地震「雷」火事親父
と、昔から言われますが、パソコンにとって「雷」は非常に怖いもの。この季節、激しい雷雨のあとは、当店でも決まってパソコンの修理依頼が増えます。犯人は、落雷による過電流(サージ電流)。一時的に高い電流が流れ込むことで、デリケートなパソコンを破壊します。さらに、停電などによって突然電源が落ちるのも大問題。バッテリーのついてないデスクトップパソコンでは、データが消えたり、Windowsが壊れたりする可能性も…。
雷が鳴ったら慌てずにする3つの作業
- できるだけ素早く作業中のデータを保存しパソコンをシャットダウンする
- パソコンやつながっている周辺機器の電源ケーブルを抜く
- LANケーブルやモデムケーブルなど通信ケーブルも抜く
特に、忘れがちなのが「3」の通信ケーブルを抜くこと。恐ろしいことに、LANケーブルを伝わってきた過電流がパソコンを破壊します。もし、テレビも見られるモデルならTV用のケーブルも外して下さい。とにかく、外部からのケーブルを全て外すことが大切です。
そんなのいつも無理だよ~という方に
しかし、いつもパソコンのそばにはいないかも知れません。台数が多かったり、すぐに電源を切れない状況にある事も多いかと思います。そんな時に備え、次の対策がオススメです。
雷サージ付きたOAタップを利用する
比較的簡単にできる方法で「雷ガード機能」つきのOAタップを使用すると、過電流を防いでくれます。
停電になった時に一時的に電力を供給する無停電電源装置(UPS)を導入する
UPSは停電時に一時的な電源を供給する装置です。雷サージ機能もついているので、デスクトップパソコンを利用されている場合はかなり有効です。
日頃からデータのバックアップを行う
雷だけに限りませんが、日頃の小まめなバックアップが、大事なデータの消失から守る一番の方法です。
まとめ
夏は冬に比べ、パソコンの故障が増える季節です。雷だけで無く、熱や湿気も注意が必要です。中には、窓辺に置いておいたパソコンが、夕立で水没してしまうことも…。とにかく、パソコン利用時の天候の急変にはお気をつけ下さい。
教訓:「雷が鳴ったら洗濯物とパソコンに注意!」
この記事を書いた人
- キャラクターの名前は「クリックくん」。パソコンショップQLICK香芝本店は、2009年に奈良県香芝市に堂々OPEN!地域密着のパソコン専門店で、地元の温かいお客様に支えられ、今日に至ります。