この11月で入社から1年が経ちましたスタッフTOMです。 いやー、1年って早いですね。 入社当初はわからない事だらけでしたが、今ではiPhone修理ができるようになるなど、自分でも成長が実感できています。
さて、1年が早い……ということで、気づけばもう年末。 そう。 年賀状シーズンが到来しています。 年賀状の発行枚数が年々減少しているとはいえ、今年(2015年)の発行枚数は30億枚以上と、まだまだ数多く出されているんですね。
年賀状……となれば、家庭用インクジェットプリンタの出番。
「プリンタは年賀状ぐらいしか印刷しない」というご家庭もけっこう多く、久しぶりに印刷しようと思ったら、インクが固まっていたりプリンタそのものが故障していたりで、このシーズンに慌てて新しいプリンタをお求めになるお客様も数多くいらっしゃいます。
そこで今回は、プリンタ選びのポイントをご紹介致します。 もちろん年賀状の印刷だけでなく、書類や写真プリントにも応用できますよ。
機能で選ぶかコストで選ぶか
最近のプリンタは機能が充実しています。 単純に紙に印刷するだけでなく、CDやDVDの表面(レーベル面)に印刷できたり、パソコンに画像を取り込むスキャナを搭載していたり、コピー機能があったり、無線LANでデータを飛ばして離れた位置から印刷できたり。
また、デジカメや携帯電話などの写真ならばメモリーカードを差し込んで、パソコンいらずで直接印刷できる機種もポピュラーになってますね。
「機能が多すぎて何をどう選んでいいのかわからない!」という方もいらっしゃるかと思います。 しかし、目的に応じたプリンター選びをすれば失敗はありません。
文章ファイルや、文字中心のハガキ印刷がメイン の場合
文章ファイルや年賀状・暑中見舞いなどの印刷が主な使い方であれば、印刷機能に特化した単機能エントリー機で充分なことが多いです。
少し昔のプリンタは、解像度(印刷の細かさ)が粗く、いわゆる「しょせん家庭向け」というレベルでしたが、最近のプリンターは格安モデルですら、フチなし印刷や4800dpi以上の解像度を搭載しており、文章ファイルや年賀状程度の印刷ならば問題なく印刷できます。
また、余計な機能を搭載していないので、設計・製造が単純で、比較的故障しにくいという傾向もあるようです。
そんな単機能エントリープリンタのメリットは、なんといってもコストの安さです。 5000円以下のモデルも存在していますので、アクシデントが起きても気軽に買い替えを検討できるのが嬉しいところ。
一方、単機能機種のデメリットは、それ単独だと「パソコンからの印刷」以外が難しいところ。 たとえばスマホの写真を印刷しようとしても、一度パソコンに取り込んでからでないと印刷できません(プリンタサーバを使うなどで解消できます)。 さらに、急にコピーや画像取り込みなどが必要になった場合でも、別途スキャナを購入する必要があります。
ただ、そういう用途が必要になった場合でも、気軽に買い換えができる安さは、百難隠すメリットと言えます。
印刷に加え、自宅でコピーや画像の取り込みをしたい 場合
頻繁にコピーや画像取り込みをするのであれば、スキャナ搭載の複合機を導入するのがオススメです。 慌ててコンビニなどに走らなくても、自宅で気軽にコピーができるのは非常に便利。
また、少し上級者向けですが、色あせた昔の写真をスキャナで取り込んで、パソコンの画像編集ソフトで色合いを補正し、綺麗に再印刷することもできます。 鮮やかな写真を見れば、当時の思い出も綺麗に蘇るというもの(笑)
スキャナ搭載の複合機は、現在プリンタの主流となっており、各社とも色々な機種を幅広く発売しています。 それだけに購入にあたって迷うこともあると思いますが、だいたい15000円前後の価格帯にある中堅機が、種類も機能も豊富です。 そこから、文章やハガキの印刷がメインであればエントリー機寄り、写真などを綺麗に印刷したいのであれば高級機寄りの選択をすれば良いでしょう。
また、無線LAN(Wi-Fi)やメモリーカードからのダイレクトプリントに対応している製品も多く、スナップ写真を気軽に印刷するのに適しています。(無線LANで印刷するには家庭用無線LANルータが必要なことがあります)
この価格帯でも9600dpiの解像度を誇る商品が多くありますので、「普段は文章やハガキ、たまに写真を印刷したい」という使い方にピッタリです。
写真や案内状、CDやDVDの表面を綺麗に印刷したい 場合
自分で撮った綺麗な風景、思い出の旅行、気の置けない仲間との写真……。 そういった大事な画像データを印刷したり、CDやDVDに記録して配ったりするのであれば、ディスク表面の印刷(レーベル印刷)に対応した高級モデルをチョイスするのがオススメです。
インク色数が6色以上備えるものもあり、色再現性としてはピカイチの性能を誇ります。 夜空に映える花火や夜景などを専用紙で印刷すると、鮮やかな色彩が楽しめることでしょう。
また、大切なデータや動画を保存したCD・DVDの表面に、オリジナルのレーベルを印刷すると、一層見栄えがよくなります。 白いレーベルにマジックでタイトルだけ書く……というのは味気ないですしね。
高級機は印刷性能もさることながら、印刷スピードや静音性など「かゆいところに手が届く」点がパワーアップされているものが多く、一部機種はA3など大きめサイズも対応しています。
綺麗に速く印刷できる反面、コストがかかってしまうのがネック。 特にインク色数の多いモデルの場合、本体だけでなくインクカートリッジにかかる出費もなかなかのものに。
しかし高級機の性能の高さは、それを補って余りあるほどの魅力があります。
搭載できるインクをチェック
高級機の項でも言及しましたが、プリンタのコストはインクと直結しています。 特に純正インクカートリッジは1色1000円以上するものもありますので、費用はバカになりません。 搭載できるインクはメーカーや機種ごとに変わってくるため、細かくチェックしておきましょう。
インクカートリッジは大きく分けて、「黒独立+カラー1体型」と「各色独立型」に分けられます。
黒独立+カラー1体型
黒インクは独立しているものの、その他の色インク(シアン、イエロー、マゼンタなど)が1つのインクカートリッジにまとめられているタイプがこれです。 エントリーモデルに採用されていることが多いです。
独立型に比べ、カラーインクが1つにまとめられているため、プリンタ本体をコンパクトにすることができます。 さらに、カラーインクを全色新しく揃えた場合のコストが安く済みます。
デメリットは「どれか1色でも無くなると、(黒以外の)他の色が満タンでもカートリッジを交換する必要がある」ということ。 たとえばマゼンタとイエローが満タンなのに、シアンだけが空っぽの場合でも、全色交換が必要になってくる場合があります。
各色を満遍なく使うのであれば、独立型よりもコストは安くつきますが、反面、黒以外の特定の色を多く使う環境だと、少し無駄が生じることがあります。
各色独立型
黒を含めた各色がそれぞれ個別のインクカートリッジに収められているタイプ。 中堅機から上の機種は、ほとんど独立インクカートリッジを採用していて、プリンタインクの主流といえます。
1つ1つの色が別のカートリッジになっているため、特定の色がなくなった場合は、その色のカートリッジを購入してくればOKで、無駄がありません。 また、主流の方式ですので、家電量販店やホームセンターはもちろん、コンビニでも販売している事があり、(インクの型番などによりますが)調達が容易です。
しかしながら、比較的コストが高く、前述のとおり純正インクだと1色1000円を超えるものもあります。 6色以上のインクを購入すると、交換インクの費用だけで格安プリンタを購入できる価格になってしまうことも。
純正以外のインク(いわゆる互換インク)にすることでコストは大幅に下げることができますが、取り付けた瞬間にメーカー保証の対象外になってしまうリスクはあります。 また、互換インクの色調や品質はメーカーによって様々なうえ、型番によっては取り付けできないインクもありますので、慎重に選ぶことが重要です。
それでも迷ったら
そんなときは、ぜひQLiCKまでご来店ください。 用途やご予算をお伝えいただければ、ご相談のうえ、お客様に合ったプリンタをご提案いたします。
年賀状の準備はお早めに。 私もこれから住所録をまとめる作業に入ります(笑)
この記事を書いた人
- キャラクターの名前は「クリックくん」。パソコンショップQLICK香芝本店は、2009年に奈良県香芝市に堂々OPEN!地域密着のパソコン専門店で、地元の温かいお客様に支えられ、今日に至ります。