今回は「電源が入らなくなってパソコンが起動しない」というご相談で、自作型デスクトップパソコンをお持ち込み頂きました。
確かに電源コードを接続して、スイッチを押しても全く反応がありません。さらに詳しく診断を行ったところ、電源ユニットの故障が確認されました。幸いハードディスクやメモリ、マザーボードなどには異常がありませんでした。
スリムケースの場合、電源ユニットの形状が一定ではなく、汎用電源が使えない場合が多く、交換パーツ取り寄せに時間がかかるため、今回は電源ユニットを含むパソコンケースの組み替えで修理を承りました。
さっそく修理を開始します。
まずはケースを開け、内蔵ハードディスクと光学ドライブ(DVDドライブ)を取り外します。
次にマザーボードを取り外します。マザーボードはデリケートなパーツですので、傷をつけないように慎重に作業を進めました。
無事、パーツの取り外しが完了しました。ケーブルなども流用しますので、一緒に取り外します。CPUファンのホコリの除去などパーツの清掃も一緒に行います。
次に新しいケースに組み込んでいきます。今回もスリムタイムのケースへの移植です。
ハードディスクと光学ドライブを取り付けます。
同じくマザーボードも組み込みます。
ケーブル類の配線を行います。パソコンの冷却性能の低下や故障に繋がる場合もありますので、配線は丁寧に行います。
以上でケースの組み替えは完了です。一通りのテストを行い、正常な動作も確認できました。元のパーツを使用しているので、データなどの損失もありません。お仕事にお使いになるパソコンでしたので、素早く返却できたことで、大変ご満足頂けました。
今回は、故障による組み替えでしたが、自作系のパソコンであれば、たとえ修理が必要でなくても「もっとかっこいいケースにしたい」「動作音が静かな防音ケースに組み替えたい」などのご要望にも対応可能です。
今回はご利用ありがとうございました!
この記事を書いた人

- キャラクターの名前は「クリックくん」。パソコンショップQLICK香芝本店は、2009年に奈良県香芝市に堂々OPEN!地域密着のパソコン専門店で、地元の温かいお客様に支えられ、今日に至ります。