今回は「データが急に読めなくなった」とのご相談で、アイ・オー・データ製の外付ハードディスク「HDCL-Ut3.0」をお持ち込み頂きました。
店頭で確認したところ、全く通電しない状態でしたので、データ復旧をご依頼頂きました。
結論から言えば、外付ケースとハードディスク両方に故障がある状態でした。このタイプの外付ハードディスクは分解に少しコツが必要ですので、その過程をクローズアップしてご紹介いたします。
まずは、背面のネジを外します。プラスドライバー1本で簡単に取れます。
次にゴム足が上に来るようにひっくり返し、矢印の方向へ力を入れてスライドさせます。
かなり固いですが、ツメなどはないので、思い切って押して大丈夫です。
上面のフタが取れて、中のハードディスクが出てきました。次にハードディスク下部の基盤についているネジ2本を外します。
これでハードディスクを固定している部分が外せますが、背面にコードがありますので、引っ張りすぎないように注意しましょう。
ひっくり返すと写真のようにネジ2本でハードディスクが固定されています。これを外せば、分解完了です。 写真のように無事ハードディスクが取り出せました。今回は、ハードディスクの読み取りにエラーがありましたので、データの復旧作業を行い、およそ100GBのデータを無事にバックアップすることができました。お客様にご返却したところ「データが戻ってきて本当に良かった! これで仕事の続きができる」と、お喜び頂けました。
外付ハードディスクだけにデータを保存されている方も多いと思いますが、突然読み込まなくなってしまうトラブルでよくご相談を承ります。日頃からのバックアップが大切ですが、万が一、読み込まない症状が発生した場合は、お気軽にご相談下さい。
ご利用ありがとうございました。
この記事を書いた人
- キャラクターの名前は「クリックくん」。パソコンショップQLICK香芝本店は、2009年に奈良県香芝市に堂々OPEN!地域密着のパソコン専門店で、地元の温かいお客様に支えられ、今日に至ります。