【トイレ水没】Apple iPhone SE 水没復旧成功 (奈良県桜井市O様)

iPhone SE のトイレ水没

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買って1か月程で、トイレに水没してしまったとのことでご来店くださいました奈良県桜井市からご来店のO様。水没直後、画面にノイズのような横線が出現していました。

水没の対処方法はこちら(【iPhone水没】まずやるべき6つのルール&応急処置)をご確認下さい。

開封調査開始

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開封してみると、基板上(バッテリーの右側、ラウドスピーカーの上の辺りにあります)の水没反応シールが赤くなっていました。内部の奥深くに水分が到達していた証拠です。

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液晶パネル側の水没反応シールも真っ赤。水滴も付着しています。水没修理では、液晶パネルの故障率が非常に高く、構造上、バックパネルやプレートが多数固定されているので、その隙間から水が抜けきらないからかもしれません。

各パーツを洗浄・点検します

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部品を一つひとつ、丁寧にはずします。水没から時間が経過していなかったため、錆や腐食などは出ておりませんが、水分が多数混入しておりました。

余談ですが、iPhoneSEはiPhone5Sの液晶パネルと互換性があるという話がネット上でも話題です。実際に別のパネルを接続すると、問題なく表示されます。しかも、パーツの固定位置、ネジの位置なども全て共通のようなので、そのままiPhone5Sの液晶パーツを修理で利用できそうです。

液晶パネルの水没も復旧します

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液晶パネルの裏側に水分が多数混入。液晶の表示に不具合が発生しているのは、この水が入り込んだのが原因と思われます。壊れかけているパネルですが、当店では復旧を試みます。

水没修理の結果

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無事起動できました。また、液晶の表示不具合も改善。パーツ交換で完了する「パーツ交換店」も多いそうですが、当店は「修理店」なので、パーツそのものを復旧できる場合は、復旧いたします。

余分なパーツ代金も発生せず、水没点検費用の3980円(税別価格・2016年5月現在)のみで解決できました!

梅雨の時期や夏のレジャー時期に水没トラブルが多くなりますので、これからの季節、大切なiPhoneが水没しないようにご注意下さいね。

この記事を書いた人

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うっちー
30歳で起業し、奈良県香芝市においてパソコン専門店QLiCK(クロスインテクノ株式会社)を運営。デジタルライフ応援を逢言葉に、身近で頼れるITパートナーとして活動している。